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# あれやこれやの「百年の孤独」
さて、涙の断髪式から10時間が経過。美容院から戻り、腐った気分でベッドに横になってG.ガルシア=マルケスの「エレンディラ」を読んでいたら、髪を切り過ぎたことなんてどうでもよくなってきた。おもしろい。G.ガルシア=マルケスといえば「百年の孤独」が一番有名か。「百年の孤独」といえば、今、高橋源一郎の「ニッポンの文学 -百年の孤独-」という本を読んでいる。これもかなりおもしろいのだが「百年の孤独」並みに厚くていまだに終わらない。そして「百年の孤独」といえば、友人に借りた豊崎の「百年の誤読」をまだ返してなかった。「百年の孤独」本体に関しては、池澤夏樹が「世界文学を読みほどく」の中で家系図みたいなのまで作って構造を分析していたが、いまだに比べ読みはしていない。この前、デザイン雑誌をパラパラ見ていたら、小説好きを自称するある人が「“百年の孤独”っていうタイトルのカッコ良さで買いしました。内容もすごくて、画期的な小説ですよ」みたいなことを言っていて驚いた。で、ガルシア・マルケスの服やバッグを見につけた若い女の子を見るたびに、この子らは「百年の孤独」を知ってるのかと訝るのだが、そんなことはどうでもいいことなのだ。だって結局のところ「百年の孤独」といえば麦黒木本店の焼酎なのだ。でも、今はビールを飲んでいる。定番のキリンラガーを。ここまで書いている間に空になってしまった。さあ、どうしよう。

と、書いて寝てしまったらしい。昨日は「百年の孤独」でなくビールを飲んだ。今日はビールでなくワインを飲むのだ。勝沼は、甲州種ワインを世界に向けてアピールしていきたいと強く願っている。その甲州種ワインの現状を視察し、試飲して回ろうというのが今回の主旨だ。そう、もちろん飲みたいだけである。では勝沼に行ってきまーす!
| comments(0) | trackbacks(0) | 08:39 | category: 本の話 |
# タコの絵柄をいただく
いしいしんじさんのトークショーに行って来た。最年長者から5本の指に入るような感じ。げげげ。まずはご自身が撮られた写真を1枚1枚見せてくれながらのトーク。そして最新作「みずうみ」の質疑応答。それが終わってからサイン会なのだが、一人一人に名前を書いて「ご希望の絵柄は?」と尋ねてくれるいしいさんはすごい。最初に見せてくれた写真も抽選で20人にサイン入りプレゼント。整理券番号での抽選だが、当たった!当選確率は25〜30%かなあ。

直島に行きたい。ずーーっと行きたいと思っており、呼ばれるのを待っていたのだが、いよいよ呼ばれたみたいだ。昨日ふと「あー、直島」と閃き、友人にGWの直島行きを誘ったのだが、話しがどんどんズレて返事をもらってない。そして今日、いしいさんの写真ショーで、直島の話がいっぱいでてきた。こりゃ行く時期が来たのだろう。ひとりで行こうかと思っていたのだが、やっぱりひとりで行くべきか。アート系って割と行く相手を選んじゃう。第一条件はあたしの邪魔をしないこと/一緒に楽しめること。非常に自分勝手。

トークショーではいいお話がいっぱいあったんだけど、今の頭の状態で書き始めると、抽象的な話でだらだらだらだら長くなるので割愛。正直、あまりいろんな整理ができてないのだ。ものすごく腑に落ちたり、ものすごく刺激を受けたり、ものすごく笑ったり、非常に有意義だったんだけれど。整理され次第あげていくかも。最近、いしいワールドのためのまとまった時間が取れておらず、まだ「みずうみ」を読んでいないため、読んでから書こう。みんなの質疑を聞き、小説の中の何かを「何かのシンボルでは?」と読み解こうとする人が多いのだなあと思った。勿体ない。

せっかくなのでタコの絵柄を希望してみた。すでに人生の半分以上で使われてきた呼称なので。ちなみに宛名は戸籍上の名前です。画面いっぱいいっぱいに描かれたタコにうれしくて仕方ない。


いしいさんが4〜6歳の時に行っていた自由学園では、それぞれの子どもに“おしるし”(シンボルマーク)が決められるらしい。これはいしいさんの“おしるし”であるクマが入った当時の持ち物。お母様の手作りだそう。いしいさんのエピソードを伺うと、この写真に母から子への愛、子が成長して知る母の苦労と愛を強く感じる。


写真の後にも本日の日付とサイン。
| comments(2) | trackbacks(0) | 22:08 | category: 本の話 |
# 愛と情熱のふにゃふにゃ
「喫茶去(きっさこ)」という言葉はKissakoとか書くと、字面もかわいいし音もかわいい。禅の言葉で「ちょっと寄って、お茶でも飲んでいきなさいな」みたいな意味だと教わったけど、ネットで見たらなかなか深い言葉らしい。喫茶去!

ぱらぱら読んでいた「銀花」最新号に青山二郎の特集があった。6月くらいから世田谷美術館で展覧会があるそうで楽しみ。おっと、来週末で宮本憲吉展おわりだよ。あーあ。

ここ1年、妙に仕事で2〜3回関わった神宮前のマンションがあった。そこに入っていたのはファッション関係のオフィスだった。古いしデザインもシンプル。なんだか清々しい感じで(もしかしたら単に訪れた日の気候がよかっただけかもしれなけど)、佇まいがよい。なぜこの古いマンションにオフィスを?と思っていたのだが、そのマンションに青山二郎が住んでいたそうで当時はかなりモダンな建物だったらしい。

そんなこんなで先ほどから仕事と全然関係ない記事ばっかり読みあさっている。「COYOTE」が今月から月刊化だ。版型が変わったので、本棚に並べるとちょっとだけ哀しい。伊藤比呂美が連載してた連作詩が好きだったのに、連載の内容が変わって改めて“第1回”になっていた。今回の特集はトーテムポール。月刊化前の版型(B5)と厚みが好きだったのに。そのうち慣れちゃうのかな。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:52 | category: 本の話 |
# 「翼の王国」からロハスへ
今月からANAの機内誌「翼の王国」が新しくなった。一見、リニューアルしたとはわからないかもしれない。しかし微妙にロゴも違っているのだ。写真をアップできるといいんだけど、新しい方をうっかり会社に置いてきちゃったので、後日。

「翼の王国」は肩の力の抜け加減が心地よく、「旅」へのスタンスもゆるく、あまり飛行機に乗る機会はないけど、けっこう好きだった。CLICKの粕谷誠一郎×木村裕治デザイン事務所が作る誌面はクオリティが高かったなあ。ちなみに木村裕治さんはかつて「Esquire」や「東京人」のアートディレクターをやっていた大御所だ。

新しい「翼の王国」はトドプレス。「SOTOKOTO」の編集長が編集長をやっている。たしか。よく読んでないけど、翼らしさもありつつ、「ああ、SOTOKOTOっぽい!」と思ったりもする。「LOHAS」という言葉は三井物産とトドプレスで登録商標しちゃってるんだよね、たしか。もう死んでいい言葉だと思っている。いや、すでに死に体だろう。そもそもロハス的なものと非常に相性が悪いようで、いいような自分。環境NPOに小さな声でヤジを飛ばす人間のくせに、意外と「SOTOKOTO」と相性のよい自分。

割とロハス周りの人間ってバックパッカー系が多いのよね、たぶん。これは厳密にはロハスではないと思うけれど、反グローバリゼーション、フェアトレードからはじまり、エスニック系雑貨、民族音楽とかね。旅へのスタンスとかね。もう読んでる人には何を言いたいのかさっぱりわかんないかもしれないけど、あたしの頭の中にはいろんなことが巡り巡って高速回転なわけです。今。

話はズレるかもしれないけど、バックパッカーもロハスもある種の価値観をくくる言葉になってる部分があって、外からくくられようが中からくくろうがいいんだけど、自らその言葉にくくられていくようなのはイヤだな、と。所属にはしたくないな、と。まあ、人がどう生きようがその人の好きでいいんだけど、時折そんなことに苛立ったり、無意識に自分がくくる作業をしていることにがっかりする。
| comments(4) | trackbacks(0) | 09:00 | category: 本の話 |
# 丸善日本橋店でぷらぷら
本日も資料探しという名のもとに丸善日本橋店を徘徊。大学の頃はよくここの洋書・美術書売り場をぷらぷらしたもんだ。銀座をぷらぷらした後、てくてく歩いて日本橋に来て、丸善をぷらぷら。年齢層が高く、とても落着く店だった。本店がOAZO内に行くと聞いた時は、丸善の歴史を台無しにされたようなショックを受けた。そして先々週、ここの丸善は日本橋店という支店のひとつとなって帰ってきた。

午前中だからか以前の丸善に比べて人が少ない気がする。白と濃い木目の店内は前よりゆとりのあるレイアウトで、落着いた印象。店舗デザインはOAZO店と同じコンセプトだと思う。本以外のところに極力色を使わない工夫が見られる。別に店舗デザインを見に行ったわけではないのだが、実はトイレに立ち寄ろうとして強くそれを感じた。普通、トイレのマークは男が青で女が赤。しかし、そのマークが両方とも黒だったのだ。一瞬とまどい、サインのフォルムをしばし凝視する。いつも赤を見ると躊躇せずにドアを開けていたのだな。習慣とは本当に気づかないうちに刷り込まれているもんだなあと感じた。ちなみに本店のハヤシライス(ここが発祥の地)も健在。

ブックカバーは至ってシンプルでありながら、丸善ブランドを前面に出すようなデザイン。日本橋店オープンを機にこちらに統一したのか、それとも丸善発祥の地としての格式を保つためのデザインなのか。“丸囲みのM”マークが裁ち落とされているところに勢いを感じるが、MARUZENという文字は裁ち落とさないでくれ、とかあったかもなあ。とかいろいろ想像してみる。ちなみに、紙においても上を“天”、下を“地”とよぶ。あるデザイナーさんは「紙においても天という空間は神聖なもの。なるべく上に余白を作るようにしている」と言っていた。「上に余白を作ることで、知的なデザインになる」とも。これを見ると、たしかにこの余白は知性を感じさせるかもしれないな。


カバーでは創業者・早矢仕有的の紹介やら丸善の方向性も語られている。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:48 | category: 本の話 |
# 「谷川俊太郎の33の質問」
出版されたのは1975年。今から30年以上前の話。質問に答えているのは武満徹、粟津潔、吉増剛造、岸田今日子、林光、大岡信、和田誠、そして最後に谷川俊太郎。今この時代から見ると各界の大御所ばかりだし、当時もそれぞれの分野で成功していた人たちだろうけど、40前後の成熟していながらも、勢いのある尖った感性を感じる。質問も回答もインテリっぽくはあるけど、粋だ。リアルタイムでは経験していないムードだけど、けっこう好きなのだ、この感じ。レトロ感かもしれない。とてもいい時代だったんだろうと想像する。

ちなみに33の質問はこんな感じ。本のはじめにこれが出ていて、この答えを考えるだけで、何日も通勤電車に乗れた。誰かがやってくれれば、その人とこれだけで5回は飲みに行けるのではないかと思う。いい質問だなあ。いろんな人の答えも紹介したいけど、また後日。ちなみに“後日”と書いて、後日に書いたことはないような気がするが。

1)金、銀、鉄、アルミニウムのうち、もっとも好きなのは何ですか?
2)自信をもって扱える道具をひとつあげてください。
3)女の顔と乳房のどちらにより強くエロチシズムを感じますか?
4)アイウエオといろはの、どちらが好きですか?
5)いま一番自分に問うてみたい問は、どんな問ですか?
6)酔いざめの水以上に美味な酒を飲んだことがありますか?
7)前世があるとしたら、自分は何だったと思いますか?
8)草原、砂漠、岬、広場、洞窟、川岸、海辺、森、氷河、沼、村はずれ、島──どこが一番落着きそうですか?
9)白という言葉からの連想をいくつか話して下さいませんか?
10)好きな匂いを一つ二つあげて下さい。
11)もしできたら、「やさしさ」を定義してみて下さい。
12)一日が二十五時間だったら、余った一時間を何に使いますか?
13)現在の仕事以外に、以下の仕事のうちどれがもっとも自分に向いていると思いますか? 指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食。
14)どんな状況の下で、もっとも強い恐怖を味わうと思いますか?
15)何故結婚したのですか?
16)きらいな諺をひとつあげて下さい。
17)あなたにとって理想的な朝の様子を描写してみて下さい。
18)一脚の椅子があります。どんな椅子を想像しますか?形、材質、色、置かれた場所など。
19)目的地を決めずに旅にでるとしたら、東西南北、どちらの方角に向いそうですか?
20)子どもの頃から今までずっと身近に持っているものがあったらあげて下さい。
21)素足で歩くとしたら、以下のどの上がもっとも快いと思いますか?大理石、牧草地、毛皮、木の床、ぬかるみ、畳、砂浜。
22)あなたが一番犯しやすそうな罪は?
23)もし人を殺すとしたら、どんな手段を択びますか?
24)ヌーディストについてどう思いますか?
25)理想の献立の一例をあげて下さい。
26)大地震です。先ず何を持ち出しますか?
27)宇宙人から<アダマペ プサルネ ヨリカ>と問いかけられました。何と答えますか?
28)人間は宇宙空間へ出てゆくべきだと考えますか?
29)あなたの人生における最初の記憶について述べて下さい。
30)何のために、あるいは誰のためになら死ねますか?
31)最も深い感謝の念を、どういう形で表現しますか?
32)好きな笑い話をひとつ、披露して下さいませんか?
33)何故これらの質問に答えたのですか?
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:50 | category: 本の話 |
# 講談社現代新書から徒然に
中島英樹さんのエディトリアルを初めて見たのは、十数年前だと思う。「あちゃー、なんじゃこりゃ?」ってくらいかなり衝撃でカッコよく、いまだにデザインが目に焼き付いている。たぶん自分の年齢から下の世代のデザイナーはそういう人が多いのではないかと思う。

数カ月前にエディトリアルデザインの仕事をした。と、言っても勿論デザインする側ではなく、書く方で。愚痴になるので、その仕事のことは控えますが。ひどいもんでした。そのひどい中での収穫が、エディトリアルや装丁の第一人者の方々とお話できたことだった。各特集単位での流れはもちろん、一冊という単位での雑誌の流れまでも考えたデザイン論に、編集者より遥かに編集者だ…と反省し、自分の仕事の仕方を省みるいい機会になった。

最近のいろんな雑誌のページを見せながらお話を伺ったのだが、彼らベテランに言わせると最近のデザインは「エディトリアルというより、ビジュアル重視の広告みたいだね」と。この世代のデザイナーは活字好きが多いのだが「もう読んで欲しくないんだね、きっと」みたいな……。前者では中島英樹さん、後者ではgapがその先駆者だろうと思うのだが、どうなんだろう。ちなみに「中島英樹さんっぽいデザインばっかりだね」というお話は出て来た。文学界における「春樹チルドレン」のように、エディトリアルデザイン界の「中島チルドレン」は本当に多いなあと思う。

なぜこの話を書いているかというと、昨日書いた新書の話の中で、講談社現代新書の中島英樹のカバーデザインが不評なのがはっきりしたからで、でも、中島さんはエディトリアルでは大物なんだよと一応言いたかったから。そこは勿論、中島英樹ブランドであれ、悪いものは悪い。良くないものは良くない。

ずっと講談社現代新書の装丁をされてきた杉浦康平さんにしても、昨年お会いする機会があった松田行正さん(彼が手掛けている「デザインの現場」「Inter Communication」は長年読んでおり、「10+1」もたまに読むので、お会いできてうれしかった)にしてもそうだけど、ものすごく本を読んでいるし、それに対するこだわりも強い。ついでにライターより遥かに文章もうまいし、批評の眼も持っている方々だ。いろんな話を伺っていると、活字離れで本が売れないという前に、作る側からして活字離れしているんだよなあと思う。ガツンとパンチのあるビジュアルに引っ張られて「どうせ字は読まないし」って思って作っていないだろうか。「誰も読まないからいいのだ」って言ってしまえるベテランライターさんがいて、唖然としたことがあった。

各誌のデザインを見ながら「時代は変わったね」と呟く大御所エディトリアルデザイナーさんを前に、ただ唸るしかなかった。トレンドをすくい取るようなことでなく、もう少し根っこに近い部分から何かを作れたらと思う。今後の課題だ。

ってことを書こうとしたのではなく、何十行もまわり道してるけど、講談社現代新書事件の話だ。その時の事情を追ったブログを発見したのでリンクします。なかなか興味深いという意味で面白いです。
| comments(7) | trackbacks(0) | 01:23 | category: 本の話 |
# 新書の装丁
友人にこの前会った時に得意気に見せられた「東京居酒屋はしご酒」(光文社新書)。カフェーで読み込む時間はなく、表紙まわりを見たり奥付を見たりしていたのだが、その時に光文社新書のデザインがアラン・チャンであることに初めて気づいた。あれま!懐かしい!と思っていたら、さきほどayanoちゃんがアラン・チャンのネタをエントリーしていたのでこのネタを書いてみた。

実は光文社新書と集英社新書のデザインのテイストが微妙に似ているのが気になっていた。白とグレーで構成され、ワンポイントのマークがあるところとか。パクリっぽい。でも集英社新書の装丁は原研哉さんなので、これはきっと…(自粛)…とか思う。

あと、なんだか赤使いで似てるなあと思っていた洋泉社の新書yと平凡社新書。こちらこれはどちらも菊地信義さんだった。

最近、新書多い。いろんな理由で新書が人気だ。でも、表紙を見てすぐにどの新書だかわかるようにして欲しいよなあ。菊地信義さんなんて、洋泉社シリーズだとか平凡社シリーズだとかよりも単に菊地シリーズではないか!……とか大先生に向かって言わない。

★今回の装丁者探しにはこちらを活用しました。装丁好きの方はトップページからぜひ。
| comments(4) | trackbacks(0) | 21:57 | category: 本の話 |
# 芥川賞・直木賞候補作
さて、今年の芥川賞、直木賞候補が決まりました。
三崎亜記は「となり町戦争」で賞を穫っていたと思っていたんだけど、
まだだったようですね。白石一文は「一瞬の光」の時のPOPに“村上春樹的”なことが買いてあって買ったけど、いまだ読めていません。この人、元文藝春秋社員で、父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎という血筋。星野智幸は毎回読んでみたいと思いつつもいつも買えないんだなあ。
毎回、気にはしてるけど、受賞を機に読むことはほとんどありません。
今回は選考委員から津本陽が外れたようです。
早く石原慎太郎(芥川賞選考委員)と渡辺淳一( 直木賞選考委員)もはずれないかなあ。

【芥川賞】
青山七恵「ひとり日和」(文芸秋号)
佐川光晴「家族の肖像」(文学界12月号)
柴崎友香「その街の今は」(新潮7月号)
田中慎弥「図書準備室」(同)
星野智幸「植物診断室」(文学界9月号)

【直木賞】
池井戸潤『空飛ぶタイヤ』(実業之日本社)
荻原浩『四度目の氷河期』(新潮社)
北村薫『ひとがた流し』
佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(講談社)
白石一文『どれくらいの愛情』(文芸春秋)
三崎亜記『失われた町』(集英社)
| comments(0) | trackbacks(0) | 08:13 | category: 本の話 |
# アルツハイマーのおはなし
ある文学賞に70代の女性が応募してきたらしい。その小説は言語感覚がぶっ飛んでいて、ちょっと実験小説のような作品だったらしい。出版社の人が家に電話すると、その女性は「あら、私、応募したかしら?」と言う。そのうち「あー、応募したかも…」と思い出したみたいだ。後日電話をすると、家族の人が出て「最近、ちょっとボケ気味なんですよ」と。アルツハイマーの人に小説を書かせると、言語の実験的にはかなり面白い作品ができそうだ。

先日、三國連太郎主演の「恍惚の人」をテレビで見た。家族(夫婦&子供)と叔母が惚けたお爺ちゃんを前に途方に暮れ、話し合いをしているシーンでのお爺ちゃんのセリフ。「あれ、みなさんお悩みごとですか?私に何でも相談してくださいよ。みなさんより長く生きてるんですから!」に爆笑する。あなたが悩みのタネなんだよ!って感じだ。うちの祖母も言いそうなセリフ。

うちの祖母が亡くなって8か月。過去の話だからか、祖母を思い出しながら、とても懐かしく、ゲラゲラ笑いながら見られた。襖になぜか湿布が貼られていたり、靴が冷蔵庫に片付けられていたり、かなりシュールだったよなあ。
| comments(0) | trackbacks(1) | 23:40 | category: 本の話 |
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