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# 「選挙」@イメージフォーラム
さて、日曜。イメージフォーラムで「選挙」を見て来た。この映画、川崎市議補欠選挙に出た素人政治家の選挙運動を追ったドキュメンタリーである。予告篇を見ながら「なんで映画の予告篇って『これは、○○○○○な○○○の物語である。』っていう渋い声のナレーションが入るんだろうか。紋切り型だなあ」とか思っていたのであるが、これが一番ストレートで簡単で分かりやすくてそれっぽいのだな。ということで、川崎市議補欠選挙に出た素人政治家の選挙運動を追ったドキュメンタリーである。

主人公であり立候補者である山内和彦氏は、政治にはズブの素人であり、選挙区である川崎市宮前区とは縁も所縁もない落下傘候補。おまけに前職(当時の現職?)は切手コイン商という異色の経歴の持ち主。もっと言えば気象大学校中退、信州大学中退、東京大学卒業して切手コイン商という変わり種。この彼が小泉純一郎の構造改革にアツく思い入れてしまったため、公募で自民党の公認候補となった。初めての選挙運動はわからないことづくし。しかし、自民としては彼が落ちれば市議会の過半数を割るので気合いは入りまくり。小泉や石原長男、地元議員などまでが狩り出されての必死の選挙戦である。みんな必死で山内氏も必死ではあるのだが、地元の自民党関係者に怒られてばっかりなのだ。

音楽もナレーションもなく淡々と、選挙の舞台裏、候補者のまわりが映される。これは大成功だった。選挙周辺にいる人々やナンセンスな事柄が面白いからだ。どっぷり浸かっている人には正論であり筋が通った事柄が、浸かってない人から見ると滑稽すぎる。そして主人公の山内氏の天然の呑気さもすごい。これは山内氏じゃなかったら、ここまでコメディになってないだろう。あと気に入ったのは、監督のスタンス。これを見て「だから自民党はクズだ!」とアツくなる人もいるかもしれないけど、自民だけの話ではない。まあ、自民的な体質ではあるかもしれないけど、自民批判の意図はないだろうし、その選挙のあり方を批判したり嘲笑するわけでもない。ただ単に撮っている感じが実にいい。

この日は上映以後、想田監督と田原総一朗のトークショーがあったのだが、想田監督は一見爽やかな、いや爽やかなのかもしれないけど、頭の良さそうな青年だった。2人のトークショーはなかなか面白そうだなと思った矢先、お忍びで来ていた山内氏が前に呼ばれ、その生天然っぷりに一気にトークショーは笑いの方面へ。この日の山さんこと山内氏のブログはコチラ

いやいや、具体的にいろいろ書きたいんだけども、これから見る人もいるかもしれないので止めておく。しかし、たいへん面白い映画だった。想田監督はこれを「観察映画第一弾」としているのだが、意味やメッセージをもたせず淡々と観察するスタンスがいいねえ。観察ということで、見る側の興味も感想もあっちゃこっちゃへいくわけだけど、それで見終わって「ああ楽しかった」と言えること。この幸せ。この娯楽。いいねえ。
| comments(5) | trackbacks(0) | 08:32 | category: 映画 |
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コメント
この前の火曜日に別の映画を観た後ではしごしようと思ったのだけれど、2時間半くらい待たないといけなかったので、帰っちゃいました。特定の領域の常識が実はとんでもない非常識というズレ加減に期待していました。やっぱりおもしろいんですね。行かなきゃ。
でもこの内と外の感覚のズレって、きっと自分の今いる業界でもきっとあると思うので、なんだかちょっと怖くもあります。
| morio0101 | 2007/07/12 8:35 PM |

すっごく面白そう!
見に行かなくっちゃです。

| 花侍 | 2007/07/12 9:37 PM |

そうそう、言い忘れたけど、監督と山さんは大学の同級生なんです。なのに友人に全く肩入れしてない撮り方!
そして、山さんも言ってたけど、けっこうイジワルな編集。

>morioさん

あ、その業界、すごいありそう!>内と外の感覚のズレ
見ようによってはシュールなシーンが多くて、
けっこう笑えると思いますよー。

>花侍ちゃん

ぜひぜひ行ってみてね!
| タコ | 2007/07/12 9:44 PM |

行きたいと思ってたんですよ〜(←やはり)。
連休で行こうかな〜。
| IDEA file | 2007/07/14 7:56 PM |

>IDEA file

貴女は行くしかない!ぜひ行って行って〜!

上映後に想田監督がドキュメンタリー映画を話していて
(「ドキュメンタリーは客観的と思われてるけど主観なのだ」とか)、森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』を思い出したよ。
| タコ | 2007/07/14 10:24 PM |

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