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# 千住から考える
今、出ている「10+1」の特集は「東京をどのように記述するか?」。「InterCommunication」の最新号も「東京スキャニング」だったし、東京論的なもんって今アツいのだろうか。「InterCommunication」の方は、東浩紀と五十嵐太郎の対談があって、おおお!次の「東京から考える」会で使えるネタじゃんと思ったのだが、結局、東京は語らない会になったので披露することもなかった。もっとも「InterCommunication」を読んだことすら忘れて臨んでましたが、はい。すみません。でも、「10+1」でも「InterCommunication」でも、いろんな人の原稿に「東京から考える」の引用(ジャスコ化、テーマパーク化、都市内部の郊外化などなど)が出て来ることを考えるに……あの本の影響力って強いんだ、とも思うし、なーんだ、みんないろんな居酒屋で「東京から考える」会開いてるんじゃん!とか思っちゃう。まあ、我々のように出席者4人全員が片手にNHKブックスを持ち、テラテラ光るホルモンを前に語り合ってはいないだろう。ちなみに「InterCommunication」の方は東京建築+東京写真という記事もあり、いろんな写真家が参加しているので、興味あれば是非。

で、「10+1」。一番読みたかったのは「千住四十五分ー千住を線によって再構築する」という記事だったわけで。この45分というのはつくばエクスプレスの秋葉原〜つくば市の時間。千住はその中間にある。この千住という街は、東武伊勢崎線、常磐線、つくばエクスプレスの都内中心部からの途中駅にあり、相当交通の便がいい街らしく、何よりもそれが街の魅力なんだとか。で、例えば徒歩で45分だとその中に山谷のドヤ街や吉から金八先生のロケ地、尾崎豊の亡くなった「尾崎ハウス」が範疇に入る。自転車で45分だと南千住から隅田川沿いを通って浅草経由で上野に行ける。柴又も行ける。電車だと東武動物公園や取手にも行けるし、恵比寿や下北沢にも行ける。45分の間に千住の人はどのような風景を見て、そこからどのような東京像が浮かび上がるのか。

「そこには、メインストリームのメディアの表象を形作る新宿や渋谷、あるいは銀座や大手町、そしてお台場をはじめとする湾岸地域とはまったく異なった東京像を描くことができる」ってさ。我々、珍獣ですか?と思いながらも、まあ、たしかにそうで。試みとして面白いというか、自分の中で非常に感覚的に感じていた東京論的なものへの違和感を、少しでも正確に捉えようとするとそう考えるのも1つの手だなと思った。思ったわけなんだけど、なんでそう捉えようとする必要があるのかと考えれば、ない。ない気がする。千住に根を張って住んでいる人たちに、「ねえねえ、雑誌に千住載ってたんですよー」ってこれを見せても「なんだい、こりゃ?意味わかんねえよ」と苦笑されそうだ。

あんまり長く書いても独り言のようなものが続くだけなのでこの辺で止めておくけども。結局、あたしが千住という街が好きな理由は、ここかもしれない。なんだかんだでいろんな新しい情報に接し、次々とつくられる流行に接し、これはこれで楽しいんだけど、イヤなのはイメージの強迫観念を持つ人々。住居や服飾、行く店で自分の立ち位置をがっちり守りたがるけど、その選択一つ一つが自分のこだわりでないことに気づかない人々。そんな話を聞いて、あーくだらねえ、あー疲れたと思った時に「なんだい、そりゃ?ははは、くだらねえ!」と心の底から笑える人々がここにいることを思い出す。“はだかの王様”を見て「おいおい!あんた丸見えだよ!だいじょぶかい?」とゲラゲラ笑っちゃう人々は、王様の周囲の人間からすると知性がない上に社会性もない、いわゆる意識の低い国民ということになるのかもしれないが、あたしには必要な人々で、必要な街だなあと思う。これだから「歪んでる」とか言われちゃうのか?
| comments(4) | trackbacks(0) | 11:25 | category: 本の話 |
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コメント
千住といえば三遊亭円丈の「悲しみは埼玉へ向けて」を思い出す私も歪んでいるかも。
| 赤枕十庵 | 2007/07/08 5:52 PM |

おお、知らなかった!
あたしも聴いてみまする。
| タコ | 2007/07/09 1:32 AM |

結局のところ、東京のイメージってのはマスメディアやデベロッパーとかが外から押し付けたものでしかない、ってことなじゃないかと思うのだった。
マーケティングされた街が表層的なイメージを作っているが、その東京の表層イメージからはじかれた町の住人はイメージより生活だから、外付けイメージに対して「はあ?」って思うんじゃないかと。

長々すまん。
またいずれ。
| うりうり | 2007/07/11 12:50 AM |

そうそう、その通りとおもう。

こっちもそういう影響をうけているから、
まっさらさらな状態で街を見るってないわけだし、
メディア等の情報を得てそれを求めてくる人がいれば
それがニーズとなって、街の方が変わるこちもあるだろうし。

じゃあ、なんだなんだというと、この違和感。
生活者=あたしが正しくて、この違和感を感じている対象のあっちが間違えているわけではなく。
ギャップがあるのに「ばーかばーか!間違ってるよ!」と言えないことに、なんだかいらいらするような気がします。

しかし、そんなこと関係なく言ってしまいたい。
で、人生そんなことだらけだ。

って自分が上で書いたテーマからどんどん離れてますが。いずれ、また。動く生肉ちゃんでもつつきながら。
| タコ | 2007/07/11 9:45 AM |

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