<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< 羊たちの饒舌 | main | オトナのオンナになった夜 >>
# 異形の人、仏像の特徴。
先ほど、自分で文を書きながら、毘盧舎那仏が毛穴から数えきれないほどの仏を飛ばしているところを想像してシビれた。このネタ、大昔にも書いていると思い調べたら、やはり書いていた。「毛穴パックをビッと貼ってはがしたら、ビッチリ仏像が付いてくるのでは?」などと書いている。あたしも大人になったもんだとしみじみ感じた。

先ほど芸大内のサイトで面白いもの(←あたしにとって)を見つけた。仏像の歴史というか彫刻文化財のページだ。それによると人間の形をした仏像が現れたのは紀元1世紀頃。最初の仏像は釈迦の姿を表現したもので、「三十二相、八十種好」という特徴を備えていたという。以下、引用。

「三十二相、八十種好」
1.足下安平立相(そくげあんぴょうりゅうそう)
  :足裏が平らで地に密着し、針一本入らない。
2.足下二輪相(そくげにりんそう)
  :足裏に生まれつき輪宝がある(千輻輪相〈せんぷくりんそう〉)。
3.長指相(ちょうしそう)
  :指が細く、長く、まっすぐである。
4.足跟広平相(そくげんこうびょうそう)
  :かかと跟が広く平らである。
5.手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)
  :手足の指の間に雁の水かき状の膜がある。
6.手足柔軟相(しゅそくにゅうなんそう)
  :手足が柔軟なことが、一切の身分に勝る。
7.足趺高満相(そくふこうまんそう)
  :足の甲が高く足裏は赤蓮華、指の間は珊瑚色。
8.伊泥延膊相(いでいえんはくそう)
  :腕膊が伊泥延鹿〈カモシカの一種〉のように細い。
9.正立手摩膝相(しょうりゅうしゅましつそう)
  :正立すればたなごころ掌が膝を擦るほど手が長い。
10.陰蔵相(おんぞうそう)
  :常は陰相(いんぞう)が体内に隠れている。
11.身広長等相(しんこうちょうとうそう)
  :身長と両手を広げた長さが等しく、榕樹(ようじゅ)のようである。
12.毛上向相(もうじょうこうそう)
  :身体の諸々の毛が生え、みな上を向く。
13.一一孔一毛生相(いちいちくいちもうしょうそう)
  :毛穴ごとに一毛が生え、乱れず青瑠璃色。
14.金色相(こんじきそう)
  :身体が、いかなる世界の金にも増して金色に輝く。
15.丈光相(じょうこうそう)
  :仏身四辺に一丈の光、仏はその中におられる。
16.細薄皮相(さいはくひそう)
  :皮膚が細薄で、蓮華の葉のように汚れない。
17.七処隆満相(しちしょりゅうまんそう)
  :両手両足両肩とうなじ項の七処の肉が盛り上がる。
18.両腋下隆満相(りょうやくげりゅうまんそう)
  :腋の下が高すぎず、深すぎず、円満である。
19.上身如師子相(じょうしんにょししそう)
  :上半身がまるで獅子のようである。
20.大直身相(だいじきしんそう)
  :一切の人と比べ、最も大きくまっすぐである。
21.肩円好相(けんえんこうそう)
  :肩が円満で美しい。
22.四十歯相(しじゅうしそう)
  :常人とは異なり、歯は四十本、頭蓋骨は一つ。
23.歯斉相(しさいそう)
  :歯がそろっており、間に細い毛ほどの隙間もない。
24.牙白相(げびゃくそう)
  :犬歯が白く、雪山〈ヒマラヤ〉王の光にまさる。
25.師子頬相(ししきょうそう)
  :頬が獣の王、獅子の頬のように平らで広い。
26.味中得上味相(みちゅうとくじょうみそう)
  :全味のうち常に最上の味が得られる。
27.大舌相(だいぜつそう)
  :舌が大きく口から出れば顔を覆い、髪際に達する。
28.梵声相(ぼんじょうそう)
  :梵天王のように五種の声を出す。
29.真青眼相(しんしょうげんそう)
  :瞳は紺青色で、青蓮華のように美しい。
30.牛眼睫相(ぎゅうがんしょうそう)
  :睫(まつげ)は牛王のように長く、乱れない。
31.長髻相(ちょうけいそう)
  :頭頂は骨が拳のように盛り上がる(肉髻相〈にっけいそう〉)
32.白毛相(びゃくもうそう)
  :眉間に五尺の白い毛が右巻きに生える(百毫相〈びゃくごうそう〉)


いちいち意味がわからない。何と比較しているのかもわからない。しかし、全ての想像をすればするほど、威厳に満ちた何者かの姿が浮かび、畏敬の念にかられる気持ちがなくもないのだが、やはりいちいちが都合良すぎ。「身体の諸々の毛が生え、みな上を向く。」とかありえないし、諸々の毛とはどこに毛があるのかアカデミックな探究心から知りたいと思う。「手足が柔軟なことが、一切の身分に勝る。」「一切の人と比べ、最も大きくまっすぐである。」「全味のうち常に最上の味が得られる。」なんかは、自ら不戦勝ルールを決めているわけでズルいといえばズルい。「舌が大きく口から出れば顔を覆い、髪際に達する。」と言われても、すごいねとしか言えない。しかし一切をもって威厳がある。比較の対象にならないが、イエスキリストはこれほどのスケールのでかさはあるのかないのか。否、ない。笑っちゃうくらいスケールがでかい。これが仏教の真髄だと思う。ヒンズーも笑っちゃえる。よく知らないけど、たまらん。と思う。
| comments(2) | trackbacks(0) | 01:04 | category: 仏教&神話 |
# スポンサーサイト
| - | - | 01:04 | category: - |
コメント
私が「たまらん」と思うツボはねぇ、昔から「5.手足指縵網相」なんだよね。あの水かきで衆生を救うんだ!!!と、でかい仏像(とくに東大寺二月堂の不空羂索観音)の水かきをみただけでひとしきり妄想できるよ。

なんで水かきに萌えるようになったかといえば、ひとえにそれは亀井勝一郎のせいなんだよな……若い頃の読書って怖いねえ。
| ayano | 2007/07/06 1:24 AM |

ははは!水かき!
たしかに立派だし、たしかに亀井勝一郎…。
そもそも“衆生を救う”ってとこがたらまんのかも。
ふふふ!ってここ笑いどころじゃないのか…。

「この中でどれか1つおまえに与えよう」って言われたら何が欲しいかなあ。あたしは牛王のような睫毛か白毛相(眉間に五尺の白い毛が右巻きに生える)かな。
次回、五尺の白い毛がぐりぐりしてたら笑ってやってね。
畏れられても報われないから。
| タコ | 2007/07/06 1:31 AM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://taco.jugem.cc/trackback/838
トラックバック
Selected Entry
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Search this site
Sponsored Links