一昨日、18時前にようやく昼ご飯にありつけた。でも、出歩いてられないので、コンビニで380円のお弁当を買ってきた。木を模した紙の器に、こぶりのおむすびが3つ、唐揚げ、煮物、煮卵が入っていた。会社に入ってきて「わーい、いっただっきまーす!」と掴んだ瞬間、紙の弁当箱はぐにゃりとしなり、煮卵はごろごろ3m先へ、さらにおむすび1つと煮物は机の横に置いてあった現在進行中の案件の大事な封筒へ。ひえーーー。で、封筒に入った柴漬けを拾ったところで「電話ですー」と、遠くから声。柴漬けを手に「今、弁当ぶちまけたとこです!」と、大事なクライアントとトーク。電話終了後、柴漬けの赤色に染まった指で残りの煮物やごはんつぶを片付け、おむすびと唐揚げを食べた。泣ける。
その場にいなかった上司は、その話をどこかで小耳に挟んだらしい。昨日はランチに誘ってくれたが、その時間すでにあたしはコンビニで買った菓子パンを食べた後だった。しかし、2人で行った打ち合わせの後、ケーキセットを奢ってくれた。いい上司だ。人を食べ物で釣ろうという魂胆がスバラシイ。簡単に釣られるあたしもスバラシイ。
そして今日、やはり昼ご飯を食べ損ね、18時過ぎにコンビニへ。もう空腹のピークは過ぎていたし、遅くまで仕事をする予定もない。菓子パンかおにぎりをつまもうと思ったのだが、激しく迷いウロウロ。この優柔不断が災いして、大豪雨にあってしまい。ずぶぬれ。ずぶぬれでコンビニ袋を提げ、その中にチョコパンと野菜ジュースが入っている姿はなんとも涙を誘う光景だ。ちょっと思ったけど、夕立ちにあった時って、けっこう性格が出るかもしれない。雨宿りをする人としない人。あたしは100%後者。待っていられない性分で、ずぶ濡れになっても歩き続ける。やっぱり無茶する性格なんだな、と雨宿りする人を横目に歩きながら思った。