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# 悲惨と哀しみ、滑稽と呪詛とトグロ感
交通博物館見学が終わったのが16時過ぎ。お、こりゃアテネフランセの映画に間に合うんでないか?と思い、アテネフランセへ行く友人(というか…)に連絡をとり、万世橋のたもとから、坂をのぼり坂をのぼり坂をのぼり、神田駿河台のてっぺんへ。

今日見るものはアレクセイ・ゲルマン監督の「フルスタリョフ、車を!」。ロシア映画ってだけで気分は上がる。しかもアテネ・フランセ。ビルの前のベンチでサンドイッチを文字通り頬張りながら臨戦体勢のあたし。「…でさ、クリティシズムについてさ…」という、周囲にいたオトコの子2人の会話にボルテージが上がる。日常で使ってみたい外来語である。でも、あたしが口にした途端、「クリティシズム」がなぜか下ネタワードと誤解されそうな気もするのだが。

チラシによると「フルスタリョフ、車を!」というタイトルは、スターリンの臨終の言葉。「秘密警察が暗躍しッ粛清の嵐が吹き荒れるスターリン時代の混沌としたロシア社会に呪詛の限りを叩きつける。生に対する異様な肯定性が漲るポリフォニックな傑作」と。始まる前にはよくわからなかったこの紹介文、見終わったあとには本当にその通りだとわかる。

この映画のわからなさは、自分が歴史背景を知らないから、という次元の問題ではない。
目まぐるしく変わる場面、個性の強い様々な登場人物、説明のない展開のスピードとテンションの異常に高い演技に笑っていると話がぐんぐん終わりに向かっていってしまった。
苛立つ人々、苦しむ人々すらも滑稽だ。大病院の院長であり脳外科医であり赤軍の将軍である主人公は、病院でも家庭でもどこにいてもハイテンションでエネルギッシュで、大柄でスキンヘッドで特異な容貌もそのカリスマ性を増している。非常に魅力的(映画の中のあの女でなくても、種馬的理由でこの将軍に迫りたくなるに違いない)。なんだかわけのわからないままにいろんな展開が起こって、この主人公は驚くべき強運さと強靱さをもって人生を転換していく。前半の訳のわからなさに比べて後半はスピード落とし目で物語がわかってくるような気がするのだが、やっぱりそこには厚い空気と闇がぎっちり詰まっているから、やはりスイスイは見れるもんじゃない。非常によく笑った142分。こういう映画は好みだ。また見たい。もうダメだ。説明しようとすると感覚的になりそうなので。書けないなあ。

興味ある人はコチラの公式サイトをどうぞ!
「フルスタリョフ、車を!」
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:22 | category: 映画 |
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