先日弟&嫁が来ていたときのこと。
父が「ちっちぇーやつらがよぉ〜」と何だか忘れたけど、話していた。
「1Q84」を読んでいる嫁とあたしは
「あ、“リトルピープル”のはなしじゃね?」
と、クスクス笑っていた。
「“ちっちゃい人たち”がいたの?」
「見たの見たの?リトルピープル見たの?」
「空気さなぎは?空気さなぎ見た?」
「リトルピープル?リトルピープル?」
「え、それって妖精?妖精?妖精?」
全然関係ないけど、うちの家族の会話の基本は、同じ言葉を3つも4つも早口に重ねることかもしれない……。「
のいるこいる」ばりに。
うっかりのいるこいるの映像見てたら、何を書きたいかわからなくなった。
また「妖精」と聞いて、父の顔が曇ったのだった。何度教えても「妖精」を覚えないのだ。きっと幽霊が嫌いな父だから、なんだかよくわからない妖精は、とってもブキミなヤツなんだろう。何度も何度も父に妖精の説明をした。「すごい小さくて人間でも妖怪でもないものなんだよ」。しかし、果たしてそれで想像できるもんだろうか。その説明を聞いて父の頭に浮かぶ妖精という生き物はどんなものなのだろうか。しかし、想像力も豊かとは思えず、絵心もない父である。彼が描き出しているであろう父の妖精像は一般人とかけ離れたとんでもないものなのではないかと思うと、ぶるりと震えがくる。もしくは本当に何も想像できず、真っ白か。
あたしの中ではウスバカゲロウのような羽もついているイメージなのだが、たとえ羽が付いていなくても、仮に生でそれを見た時、あたしはそれを「妖精だ」と認識できる気がする。その認識がいいのか悪いのか。何かを見誤るのではないか。そんな気がする。
ちなみにリトルピープル。口から出てきたりしているのだが、あたしのイメージでは鼻の穴に住んでいることになっている。なぜか。で、5人のリトルピープルがあたしの左右の鼻の穴を行ったり来たりして生活しているわけよ。で、そのイメージは
こんな感じ。おめでたいぜ、あたし。