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# 韓国の赤玉
第1戦は、朝4時半に起きたにも関わらず、1回表のみ見て家を出る。羽田空港で3点目に間に合い、夢中で見ていたらとっくに搭乗が始まっていた。危ない危ない。
第2戦は、試合開始とともに空へ飛び立った。目的地の空港からレンタカーを借りたのだが、レンタカー屋の兄さんに「WBC見てます?」と尋ね、詳細を聞き出す。借りた車に乗るやいなや、ラジオを必死でチューニングするも、僻地だからかどの局もノイズだらけで人の声すらしなかった。携帯を駆使して結果を見た頃には敗色が濃く、仕事を終えたのはおそらくマウンドに太極旗が突き刺さっていた時分だったのかもしれない。

少し前のこと。職場の役員と呑んだ際、「あたし、ハイセイコーが中央競馬デビューの日に生まれたから“セイコ”って付けられそうになったんですよ」という話をした。「3月生まれだから“弥生”って付けようかと思った」と親は言っていたが、このデビューのレースは弥生賞。おそらく弥生っていう名前も競馬繋がりで思いついたに違いない。ちなみに弟には“駿”と名付ける案もあったらしい。優駿、駿馬の駿だ。話がそれまくっているが、そのハイセイコーの話をした時、「今、読んでいる浅田次郎の本に、ちょうどハイセイコーの話があったから貸すよ」と、文庫本をお借りしたのだった。浅田次郎、未踏の地だったが、旅のお供としては適度に上質で、人気の理由がわかった。

この本、短編集でシリーズものらしいのだが、ハイセイコーの話のほかに、星条旗の話があった。よく「最後に赤玉が出る」という都市伝説を聞くが、米軍兵士の間では「最後に星条旗が飛び出してくる」と言われているのだとか。下ネタが多いのに、年老いたかつての米軍の小英雄たちの誇りと少年心、老いとユーモアと、いろいろな要素がしっかり描かれたチャーミングな話だった。この設定がフィクションなのかノンフィクションなのか知らないが、老いた男がベッドの中で、最後の証である出て来たばかりの小さな星条旗を振っている姿というのは微笑ましい。

ちょうどその本を読んでいたから、韓国チームの突き刺した太極旗も、そんなものに感じられた。韓国チームは前回のWBCでも同じことをし、結局は日本が優勝したから、今回のこれもよい兆しだとも言われている。でも、それだけではなく、あたしにはこれは韓国チームが絞り出した最後の赤玉のようなものに思えるのだ。明日の勝利、しっかりといただくことにしよう。
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