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# ジルベルト・ジル@国際フォーラムC
音楽の趣味がとても似ている人がいる。ジャンルを問わず、雑食なところも似ていれば、ちょっと暗いダウナーめなものに惹かれるのも一緒。「僕は結構、哀愁のあるヤツが好きなんですよね」というので「そうそうそう!わかるわかるわかる!わかります!」と意気投合したのはいいが、こちらは最近あまりCDのアホ買い(CD屋の徘徊および試聴やら直感買い)をしなくなって久しいため、先方のスタジオに行ってはいいもんを聴かせてもらっている。
しかし、先日「そういえば、今週はジルベルト・ジル行くんですよ」と言ったところ、「え…。明るいのも好きなんですね」と言われた。その「え…」に、今までの仲間意識が裏切られた感が込められていたので「いやいや、別に大して好きってわけではないんですけどね、一応大御所だから見ておこうと思って。いや、ほんとに」とゴニョゴニョと言い訳をするあたし。ごめん、ジル。

というわけで、ジルベルト・ジル&ブロードバンド・バンドを国際フォーラムのCホールに見に行ってきた。えーと、9月11日の話である。外国人の方も多く、日本人では自分くらいの世代の女性が目立った。2003年から今年7月まで、ブラジルで文化大臣を務めていたジルは、再び音楽活動に専念したくなり辞職したのだという。大臣在任中に何をしたのか、そこらは全く知らないが、ブラジルっていい国だなあと思う。

ジルは66歳とは思えぬ軽やかさとパワフルさで、客席を魅了していく。正直、知らない曲も多いのだが、すごく楽しく、ポジティブなパワーに溢れたライブだった。見てよかったです。以下、中原仁さんのブログより無断引用したセットリスト。スペシャルゲストとしてGANGA ZUMBAの宮沢和史が登場し、一緒に「島唄」を共演。宮沢の「島唄」は年々こぶしの入り方がすごくなり、よかれあしかれ、暑過ぎる一曲になっているのだが、妙に感動的であった。


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<SET LIST>

1. Opening - inst(Nokiaの携帯電話の音源を引用)
2. Pela Internet
3. Banda Larga Cordel ※
4. Tempo Rei
5. Andar com Fe
6. Chiclete com Banana(Gordurinha = Almira Castilho)
7. Gueixa No Tatami ※
8. Nao Grude Nao ※
9. O Oco do Mundo ※
   マラカトゥのリズムが圧巻!
10. Nao Tenho Medo da Morte ※
11. Three Little Birds (Bob Marley)
12. Garota de Ipanema (Tom Jobim = Vinicius de Moraes)
   レゲエのアレンジで。
13. Something (George Harrison)
14. Shimauta (Kazufumi Miyazawa) with 宮沢和史
   日本ブラジル交流年のハイライトと言える感動的な共演。
15. Imagine (John Lennon)
   大阪公演ではここで「Sarara Miolo」を歌ったそうだが、
   「9/11」の記憶を風化させないために、この曲を選んだ。
16. Kaya N' gan Daya
17. Palco
18. Nos Barracos da Cidade

BIZ
19. Vamos Fugir
20. Esperando Na Janela (Tardino Gondim他)
21. Toda Menina Baiana

※New Album「Banda Larga Cordel」より
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ジルベルト・ジルのインタビュー(Blog Latinaより)

ジルのコンサートは、撮影・録音等が許可されているのだが、正直、前の席の女の掲げる携帯画面が邪魔に感じた瞬間もあった。撮影はいい。もう、彼女の中にはステージと撮影許可しか頭になく、他のお客様のご迷惑にならないという視点がないのよね。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:41 | category: 音楽 |
# わだばジプシーオヤジになる。
木曜。18時前に職場を出た。空は、そろそろ暗くなりかけていた。地下鉄の階段を駆け上がってきた子どもが「うわー、もうじき夜がくるよぉ〜」と叫んでいた。無反応なママにどうしてもそれを知らせたかったんだろう。振り返って母親に向かい「ママ〜!夜がくるよぉぉ〜」と再び叫んだ。再び前を向いた子どもは力を込めて空を仰ぎ、ピンと伸びた両腕の先にはそれぞれ握りこぶしがひとつずつ。夜がくる瞬間を見逃すまいと思っているのだろうか。あたしなんて夜が来れば仕事が終えられると思ってしまうし、呑みに行かねばと思ってしまう。夜がくる気配、それだけに神経を注ぎ、それを捉えたいという姿勢が羨ましい。

そんなこんなで6月はほぼ休みなしで遊んで飲み歩いていた。来月はそういうわけにもいかず、今は嵐の前の静けさならぬ嵐の前のひと踊り。本日はJCB HALLへエミール・クストリッツァ&ノン・スモーキング・オーケストラを見に行った。音がいいと評判のJCB HALLは、比較的新しい場所で、東京ドームが有する敷地の一角にある。公演によって席を組み替えるらしいが、真ん中にアリーナが広がり、その周囲をぐるりと2階席・3階席・4階席が取り囲んでいる。コロッセオのようでもあり、その黒一色に塗られた壁やパイプは格闘技の会場にピッタリな気もする。現にそうも使われているそうな。

エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラのことを少し書くと、エミール・クストリッツァとは「アンダーグラウンド」「黒猫白猫」などの映画を撮った映画監督で、カンヌ・ヴェネツィア・ベルリンの三大映画祭すべてで監督賞を受賞している現代を代表する世界的な名監督のひとりだ。サラエボ出身で、さらにビール飲酒率が高くユルい人間の率が高いこともあるのだろうが、ユーゴ内戦やその傷跡が残る地域を舞台に、人間のありのままの人間らしさ、悲惨で苦しい状況の中の哀れなおかしみを描いた作品が多い。濃い人間がいっぱい登場する。その濃さは、一生懸命生きていたら、うっかり濃くなってしまったという類いのもの。話のテンションは割と高いのだが、テンポよく進むストーリーに喜怒哀楽が絶妙に入る。そのあたり、ジプシー音楽に共通したものを感じる。ピンポイント的にいい味を出して活躍する動物たちの描き方にも、西洋より東洋の匂いがある。人間好きであるならば、一度は見た方がいい。で、その彼が率いているのがノー・スモーキング・オーケストラ。だんだん面倒になったので、ご興味ある方は以前書いたこちらをご覧ください

会場内は開演前から熱気がムンムン溢れている。ビール摂取率は高く(もちろん我々も率をあげることに貢献しているのはいうまでもない)、見回せば、どのジプシー系ライブよりも客層はさまざまだ。しかしユルそうな人が多い。今、この会場が漂流して独立国家でもつくることになったら、かなりユルくダメな国家ができるだろう。そもそも国家になんてならないのではないか。ちなみに、先ほどジプシー系ライブと書いたが、正確にはこの楽団はジプシー系ではない。強いていえば、大きく東欧系と呼ぶことは許されるだろうか。

舞台の袖から、ただのオッサン風情のオッサンがわらわらと登場。その途端、会場内が沸き立つ。ライブは一言で言えば熱狂、カオス、そして抱腹絶倒。さまざまな音楽の要素をテンコモリにした演奏はテンション高く、そこにキレのいい動きも加わる。ボーカルのオッサンは広い会場内を走り回り、椅子に立って歌い、踊り、他の楽器演奏オッサンを含めた意味不明の踊りも多数。途中から上半身裸となるのが、その腹回りの肉はプヨプヨで激しく動き回り歌うたびに、ワンテンポ遅れて肉が揺れる。2〜3mの長さの弦が登場し、その下をバイオリンを掲げた演奏者が動き、バイオリンを弾く。クストリッツァもギターを上に掲げ、その下を動いてギターの音を出す。あらゆることが過剰だ。ビジュアル的にはちっともカッコよくないオッサンたちなのだが、あんなカッコいいオッサンになりたい!と老若男女問わず、誰もが思ったはずだ。まあ、いろいろあるけどさ、難しいことはいわないで、好き勝手楽しくやっちゃえ!って感じでいこうよ。アホと罵倒されながら、めいっぱい生きたい。

……で、イベント好きで、酒飲みで、影響されやすい「ざくろコンビナート」では、ざくろコンビナートpresentsで夏祭りをやることにしました。今後のざくろコンビナート活動予定は以下の通り。詳細は一切決まってない。

・ジプシーオヤジごっこで夏祭り(飲み会)
・尾瀬夜行2355に乗る
・料理を覚える
・定例エレガントランチ
・月例ホテアサの作業報告会
・チェボロ・シュミットに履歴書とデモテープ送付
・鬱蒼とした森の研究
・夏の18きっぷ

あと何かあったっけ?
| comments(3) | trackbacks(0) | 09:18 | category: 音楽 |
# 今夜は思い込み満載でチャボロを語る
昨日は、チャボロ・シュミットを見るため、杉並公会堂へ行った。杉並公会堂というのは、昔は公民館のようなところだったらしいが、今は公共施設とは思えないような立派な音楽コンサート用の施設となっている。関係ないが、以前、南口にちょいと住んでいたことがある。

前回、チャボロに会ったのは4年前のことだった。あたしがチャボロに対して抱いている感情は、一言で言えば、愛おしさ。もちろん彼はジャンゴ・ラインハルトの後継者と呼ばれ、マヌーシュ・スウィング・ギターの名手である。ちなみにマヌーシュとはジプシーのことで、マヌーシュ・スウィングはフランスで生まれたジャズなのだが、ジプシーの哀愁を大いに含んだその音は、あたしに少しだけ流れるジプシーの血を呼び起こす(妄想もしくは思い込み)。恋が生まれそうなバーのカウンターで「タコちゃんはジプシーみたいな人だ」と言われると、あたしの中では2つの音が聴こえてくる。マヌーシュ系の音とファンファーレ/ファンファーラ系の哀愁を帯びつつもハイテンションな音。どうあがいてもハイテンションではないから、自分のイメージに合う音はマヌーシュ系だなと勝手に思い込む。頭の中でマヌーシュギターを奏でるチャボロが出て来る。こうなると、もう男の言うことなど耳に入ってはこず、あたしは何か大事なタイミングを逸してしまう。後悔はない。

チャボロは気まぐれらしい。バンドを組んで精力的に活動するのもイヤで、カフェで演奏して生計を立てている時期もあった。それでもギターが好きで好きでたまらないのは変らない。今はバンド編成で活動している。4年前に見た時は甥っ子のサムソン・シュミットの公演で来たのだが、いい赤ワインを差し入れしてもらった彼らは、公演前だか公演中に楽屋でさっそく開けていたらしい。上機嫌だけどちょっとはにかんだように出て来るチャボロはとってもキュートなおじさんなんだけど、演奏を始めるとすごい。で、終わるとメンバーと小さい声でこそこそお喋りし、楽しくてたまらない風にくすくす笑う。そして曲が始まるとまたすごいチャボロになった。ギターを弾いている以外では、ずっとくすくす笑っていた。来日公演が終わって帰国の際、チャボロはさみしくて空港で目に涙を浮かべていたそうだ。それを読んであたしも目に涙を浮かべ、友人にそのページを送り、友人も目に涙を浮かべた(と思う)。その話も書かれた2004年の来日公演の話はここで読める

そして4年後。新アルバムの「セブン・ジプシー・ナイツ」を引っさげてやってきた、という話がようやく冒頭に繋がるわけだ(繋がってよかった)。開園後、1曲目から不覚にも幸福感が押し寄せてきて泣きそうになった。あたしは感情の器が小さいのですぐ涙が出てしまうのだが、一緒に行った友人に「泣きそうだった」というと「俺も俺も」と言っていたので、みんなそうだったのかもしれない。コステルのヴァイオリンもとてもよい。美しく感情に響く音、小粋なリズム、最高に心地のいいスウィング。休憩の時に男性らが「今日のスウィングはすごいね」と唸っていた。あたしも言ってみたい。「今日のスウィングはすごいね」。

決して押し付けがましくないのに、幸福感で満たされていく。小粋な音なのに、その表情はとても豊かだ。あの音は、あたしにとってはチャボロそのものであり、チャボロ楽団(?)そのものだ。うまく言えないけれども、あたしが漠然と感じている“生きること”の形があの音の中にある気がする。人が生きることへの愛おしさや生きることそのものへの切なさとかね、と、どんどんほら話のように話が大きくなってきたが、思い込みが強いので、実は今は本心からそう思っている。

今回も、チャボロおよびチャボロ楽団は、相変わらず演奏しているか小さい声でお喋りしてクスクス笑っていた。演奏とチャボロ&チャボロ楽団の人柄にみんなすっかり魅了され、会場全体があたたかな愛で包まれている感じがした。最近、そんなことを書いたなあと思い出したところ、水野晴郎のシベ超イベントの話だったので、それはさておき、アンコール以降は「これで終わりかあ」と思ったからか何なのか、また泣けてきた。でも、実は明日も行くのである。とっても楽しみだけど、これでまた当分会えないのかと思うと、もう始まる前から切ないのである。いっぱいの幸福感とちょっとの切なさが抱き合わせでくるところが何とも。人生は素敵だ。

帰り道、いい歳をした我々はチャボロの曲を上機嫌に口ずさんで歩いていたが、そんな年甲斐もない大人がほかにも複数いた。いい晩だった。
| comments(4) | trackbacks(0) | 00:46 | category: 音楽 |
# 元恋人を意識して成長する素晴らしさについて
Apple繋がりのネタでいくと、COLDPLAYが登場しているiPodのCMが嫌いだった。めったにテレビを見ないので、いつから流れているのか知らないが、先週初めてみて目を疑った。なんで影絵じゃないのー。なんでガチガチのCOLDPLAYが出てるのー。まあ、別にCD何枚かどっかに持ってるけどもね。よってiPodにもアルバム1枚くらいきっと入ってるのだろう。とはいえ、あのCMが嫌いであることに変わりはなかった。しかし、バークスの記事を読んで、ちょっとだけクリスが好きになった。

コールドプレイのクリス、成功はブラピのおかげ?

コールドプレイのクリス・マーティンが、成功の原動力として意外な人物の名前を口にした。妻グウィネス・パルトロウの元婚約者ブラッド・ピットだ。

クリスはRolling Stone誌のインタヴューで、女性と真剣に付き合ったのはグウィネスが初めてだと語り、「パワフルな女性と付き合いたいとずっと思っていた」と明かした。「大成功を収めたパワフルな女性と結婚していれば、自分も常に向上心を忘れずハングリーでいられるからね」

そのハングリー精神こそが、ミュージシャンとしても人間としても彼を成長させたことは間違いないが、一方で男としては、ハングリーにならざるを得ない特別な事情があるという。それがある意味で成功の原動力ともなっているようだ。

「ハングリーにならざるを得ないだろ。妻の元カレがブラッド・ピットなんだから。自分の力を証明して見せたくなるわけさ」(引用元リンク


まあ、パワフルな女性うんぬんはあたしにはわからない。たしかにパワフルな女性は魅力的だと思うのだが、あたしはそれと正反対の癒し系(と、みんな言う)なので、「へえ、そういう考えもあるんだー」って思っただけだ。しかし、いいのはブラッド・ピットへのライバル心。ブラピ好きとしてはうれしく、ふふんという気持ち。そういうことを口に出すクリスもいい。結局、いい方に動いている手応えが十分あるからこそ言えるのだろう。飽くなき努力と向上心に乾杯。有名人って歴代の元恋人を知られているから、外野がうるさく、これだけ考えてもたいへんだよなあ。あたしは疲弊しちゃう。

そして、今さらながらだがCOLDPLAYがDRAGON ASHのジャケをパクった(ありえないのはわかってる)件が気になっていたのでついでに検索すると、やっぱりみんなそう思っていたようで、安心した。
| comments(2) | trackbacks(0) | 22:51 | category: 音楽 |
# 細野晴臣&ワールドシャイネス@ビルボードライブ
そういえば、先月終わりに初めてミッドタウンにある「ビルボードライブ東京」に行った。この日は、細野晴臣&ワールドシャイネス。メンバーは細野晴臣(ボーカル/ギター)、徳武弘文(ギター)、高田漣(ペダルスティール)、コシミハル(アコーディオン)、伊賀航(ベース)、浜口茂外也(ドラム)の6人。

チケットを取ろうとした時にはすでに2ndステージはなく、17:30開場・19:00開演の1stステージ。電話予約した際に「では17:45にエントランスに来てください」と言われ、「はーい」と返事したものの行けるのか不安だったが、到着。20代前半から細野さん世代まで、男同士の2人客が多く、たまに落ち着いた風情のカップルがチラホラいた。連れが遅れて到着するので先に入り、入口で「連れが後から来る」と告げると、あたしの名前と連れの名前を聞かれた。

案内されて入った店内はけっこうこぢんまりしており、なかなかいい雰囲気。グッと気持ちがあがるくらいのいい雰囲気。整理券番号はおそらく後から両手で数えられるくらいだったと思うのだが、この時間にこの場所に来られる人は限られるらしい。あちらとこちら、どちらがいいですか?と聞かれ、前から2つ目のテーブルのど真ん中をとる。トイメンは細野さんと高田連だ。ふっふっふ。

急いで来て喉が渇いていたので、とココで言い訳を書かなくてもよいのだが、ビールを飲みながら「名前いえばいいんですってよー」とメールすると、しばらくしてスマートにエスコートされながら連れ到着。2人ともここは初めてだったのだが、名前を言えば席まで連れてきてくれる、という高級レストランさながらのサービスに唸る。連れは席にくるまで「すげー!かっこいいー!」を連発していたらしい……。

調子に乗った我々は飲んでは旨いといい、食べては旨いといい、ライブが始まる前にかなり機嫌よく過ごした。で、細野さん&ワールドシャイネスのライブも大人なゆるさがあって楽しかった。肝心なことは「とても楽しかった」以外、あまり覚えていない。アンコールで再びメンバーが登場した時、ステージ後のフロア数階分のカーテンがざっと開き、キラキラした夜景が広がった。で、アンコールの曲は「はらいそ」。なんだかこの夜景とあってるんだかあってないんだかわからないけども、ある意味すごいあってんのか。ステキだった。なんとなく細野一団がいなくなってからも、夜景を見てほうけていた。是非是非今度誰か一緒に行きましょう。いつもながら男性限定メッセージです。

で、この後寝ずに仕事をして松山へ行ったのだった…。ようやく今、記憶が繋がった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:15 | category: 音楽 |
# エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
来たる6月26日(木)、あの「アンダーグラウンド」「黒猫白猫」でおなじみの映画監督エミール・クストリッツァ率いるノー・スモーキング・オーケストラがついに初来日します。
ジプシーっぽいんだけど純粋にはジプシー音楽ではなく、ラテン、ロック、ジャズなどさまざまな要素を取り入れたジャンルを超えた音楽“ウンザ・ウンザ・ミュージック”。もう聴くだけでワクワクしちゃうのは、あたしだけではないはずです。

<公演概要>
日 時 6月26日(木) OPEN:18:00 / START:19:00
会 場 東京ドームシティ内 JCBホール
出演者 エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
料 金 ¥8,000(全席指定)
※公演詳細はコチラ

では、映像を。
クストリッツァファンにはたまらないと思うよ〜。

Unza Unza Time


Duj Sandale


pitbull terrier

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:35 | category: 音楽 |
# TENORI-ON×アーティスト
メディアアーティストの岩井俊雄氏とYAMAHAのコラボレーションによって生まれた、新しいインターフェイス「TENORI-ON」。音楽の知識がなくても、楽譜が読めなくても、絵を描く様に音を奏でられる楽器だ……楽器なのか?というか、この文章の始まり方、すっかりプレスリリースみたいで意気消沈。

音楽好きの人と話していたら「今週、記者会見あるよー」というので、のこのこ出かけてきた。すでにビヨークはツアーで使っており、コーネリアスの小山田圭吾も使ってるらしい。
たしか渋谷のタワーで実際に体験できる特設ブースができてるって人から聞いた。ほかにもやってるとこはあると思うけど。ちょっと触ってみただけでは楽しいものの、実際に素敵な音を奏でるには練習が必要だなあと思う。でも、ちょっと欲しくなった。「5万なら買いたい!」と思ったが、12万円以上だったのであっさり諦めた。

と、購買に至れないあたしにも魅力的なのが、YAMAHAのTENORI-ONサイト。ジム・オルークやアトム・ハートをはじめ、錚々たるメンツがTENORI-ONで曲を作っている。お、見ない間にトータスまで新登場だ(松本ではない)。彼らが作った曲はダウンロードできるので、是非是非試聴してみてください。いいよー。いいけどね、実際に16×16のマス状になったLEDライトが音によって動く姿がいいので、触ってみるといいよ。サマフェスでブースを出すと、リアクションいいんでないかな。やりそうだけど。


決して16×16ではない、TENORI-ONを模したビスコットをお土産にいただく。食べでがあって美味しかった。手相は諸事情によって隠している。
| comments(6) | trackbacks(0) | 02:16 | category: 音楽 |
# 正直、何を書いているかわからない。
話の流れから、自分では全く意識していない自分の趣味を指摘されることがある。その情報は間違ってる!と反発したいのだが、面倒なので「ああ、そうなのかも」とか適当な相槌を打つ。今日は「ああ、だからタコちゃんはフレンチが好きなのかー」と確認され、「ああ、そうかも」と言った。先日は「じゃあ、ソウル系とか好きなんだね」と聞かれ、「ああ、そうかも」と答えた。自分としてはフレンチもソウルも好きだとは思ったことはなかった。でも、ファンクは好きだと思う。でも、音楽のジャンルとかはわからないので、よくわからない。ただ、自分の中で「黒い音」という基準があり、黒くて楽しいとかかっこいいとか笑えたりとか、心惹かれる要素があるものはファンク箱に入れ、黒いけど興味のないものはソウル箱に入れてる。ああ、今さら注釈。ソウルは大韓民国のソウルではなく、音楽の話。そしてフレンチは音楽の話ではなく、料理の話だ。

ソウルと自分の接点はあったけなあと考えていたら、ふとブロウモンキーズを思い出した(ayanoちゃんと行ったよなあ、エムザ有明……)。ボーカルのDr.Robertはソウルマニアだった。そしてDr.Robertは、あたしにとってアイドルだった。ちなみに13歳くらいのあたしの好みのタイプというのは「27歳前後のイギリス人」。欲をいえば、ちょっと影のあるタイプで美形でナルシストな人。しかし、この趣味はほどなく崩壊する。なぜならそんな人間は周りにいないし、イギリス人ならともかく日本人でそんなのは絶対イヤだと思ったからだ。そんな過去をすっかり忘れた頃にイギリスに行ったが、やっぱりそんな人には会わなかった気がする。そういえば「すごい年上と付き合ってそう」というのもよく言われてきたが、それもよくわからないことのひとつだ。もっとも、この年になってしまえば年上はほぼ既婚者になってしまった。余り物に福はないと言う前に、自分が余り物であることを自覚するね。

話を戻して、ブロウモンキーズがどのくらい好きだったのかといえば、たった3枚だけ持っている8cmCDシングルの1枚がブロウモンキーズである。ちなみに、もう1枚はタダでもらったブルーノートレーベルの試聴的なもの。もう1枚はEYヨのユニットUFO Or Die。こうして書いてみると、自分の性質の3方向を象徴的に示す3枚な気がする。

で、いつもながら、そんなことを書こうとしたわけではなく、YOUTUBEでブロウモンキーズを見だしてしまい、先ほどから歌いまくっているので、ここに貼っておこうと思ったのです。こうして映像を見るとひたすら恥ずかしいのだが、恥ずかしい恥ずかしいと思えば思うほど、好きになってしまう。なんだか久々に胸がきゅんきゅんしたので、明日にしよう。ただの心筋梗塞だったりして、うふ。そうでなくても、いつものように、あたしが今指している“明日”は永遠に来ないのだ。知ってる。
| comments(13) | trackbacks(0) | 00:39 | category: 音楽 |
# 実験的カラオケの事前資料
ロックのライブでは「ロックンロール!!!!」と叫ぶことがある。でも、「エンカーーー!」「ミンヨーーーーー!」と叫ぶのは見たことがない。そもそも、そういう場に立ち会ったことがないだけで、コンサートなどではやっているのかもしれない。知らない。でも、そう叫ばない理由もわかる気がする。日本語3文字を叫ぶ際の語呂の悪さね。では「エンカ・ラーブ!」とかだったらあるのか?でも英語とは合わせないか。でもさ、冠二郎の「アイ、アイ、アイライク演歌」って歌詞もあったよなね。あれはネオな感じだった。パンクはどうなんだ?フォークは?ソウルは「ファンキーなんちゃら!」って叫びそうだけども、思い出せない。あたしがカラオケ的には大好きな「ムード歌謡」はどうだ?語呂はいいが、そもそも“叫ぶ”というアクションがそぐわない。あくまでも薄っぺらなアーバン風情でなくちゃいけない。では、曲の合間に魅惑の低音ボイスで「ムード歌謡」と囁くのはありか?いけそうだ。

と、どうでもいいことを考えながら、どうにも出口が見えないので、書き記しておくことにした。書き記しながら、田口トモロヲがみうらじゅんに「みうらさんはロックだからダメなんだ!」とダメ出しした話を思い出した。田口トモロヲ、一貫してブレない男。ステキだなあ。

一昨日、確定申告の準備をしながら、TBSラジオ「みうらじゅんのサブカルジェッター」の結構前のポッドキャストを聴いていたら、いくつか面白い話があった。
■「お子さんが情緒不安定かもしれない」と、子どもの通う幼稚園に呼び出されたみうらじゅん。どうやら父の似顔絵の服が派手で長髪で黒いサングラスというのが問題だったらしい。いつもの服装で行くと「申し訳ありませんでした」と先生が謝ったという。後日、打ち上げでその話をすると、大森南朋が「僕もそうだった」と。大森の父親は麿赤児。大森が描いた絵は、白塗りの人間が逆さで宙づりになっているというもの。たしかにお父さんの生き様だけど、そりゃあ、先生も驚いたことだろうなあ……。
■ある日「勝手に観光協会」の仕事で安斎肇とみうらじゅんが鳴門のうず潮を見に行った。船に乗ると小学生の団体。しかも、ふたりをチラチラ見ている。「ビートルズじゃない?」とか言っているのが聞こえた。そのうち1人が近寄ってきて「ビートルズさんですよね?」と。そうだと言うと、あっという間に子ども達に囲まれサイン攻めにあったそうだ。引率の先生も「ビートルズじゃない」と言えばいいのに、「はい、ビートルズさんもお忙しいから、そろそろみなさんおしまいにしてください」とか言ってたらしい。

と、あたしが淡々と載録するとあんまり面白くないかもしれないが、ビートルズの話を聞きながらayanoちゃんにもらったマシュマロを食べていたら、思わず派手に噴いてしまった。そんな連休。

今年まだ一度もカラオケに行ってないが、行くことがあったら冒頭のテーマに関して実験的にいろいろやろうと思う。もっともその前に誰かが腑に落ちる説明をくれれば、そんな実験の必要もないので、たいへん有難い。
| comments(6) | trackbacks(0) | 21:34 | category: 音楽 |
# 好みのタイプを聞く不毛さ加減
年末頃。リクルートのR25のインタビュー記事に載っていたのが、エレカシの宮本浩次。ご存知の人にはいうまでもなく、大好き。会社の大掃除の際に古い雑誌類を処分したのだが、なんとなく捨てるに忍びなく、宮本浩次の写真をビリビリと破いて机の横にポンと貼っておいた。正確には自分のテリトリー外の書庫の扉に……。たまにチラッと見てはムフっとしている。40代前半の方からの反響が大きくて「おお!宮本ってまだ元気でやってんの?」とかよく聞かれるのだが、知り合いでないから知らないよ。エレカシのライブもアルバムもかなり長くご無沙汰している。

たまに好きなタイプを聞かれると(定番ながら不毛な会話)、エレカシ宮本!と答えるのだが、一般的には「今宵の月のように」のエレカシのイメージが強いようで、あたしの好みがうまく理解されてないと感じる。まあ、そんなこんなで懐かしい気分になり、昨日寝る前にYOUTUBEでいろいろ見ていたら、結構最近テレビに出てたりしていたようだ。中でもダイノジの番組「ミュージャック」内の“D-JACK”のゲストに出ていた宮本が相変わらずステキ。





懐かしい「奴隷天国」動画。ライブは3分30秒以降。ホント、いい曲だ。

| comments(2) | trackbacks(0) | 14:41 | category: 音楽 |
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