ファンクラブに入っているにも関わらず、神宮外苑花火大会に出ると知ったのは、チケット発売の当日。その朝に情報解禁で発表されたのよね。昔だったら絶対解禁前にわかってたはずなのに、今の仕事ではそのようなアドバンテージゼロ。この日、たまたま会社に早く行き、たまたま何を思ったか東方神起のオフィシャルHPを開いた(会社で開いたのは後にも先にもこの時だけ)。出演決定ニュース、しかも当日10時発売開始にビビって、慌ててYに連絡をとった。ずっとYって書いてたけど、もうバレバレのようだからクーでもKでもいいやね。で、会社にいる以上、ネットでのチケ取り合戦参戦は無理なんで、依頼。で、やはり、すぐに「すべて取れなかった」という状態に。こうなると、じっとしてられない。いろんなチケットサイトをすごい勢いで放浪していたら、まだ買えるところがあったのだ!すごい奇跡!
花火会場の席の中で指定Bと自由席は、ステージがかなり見切れてしまう席。かろうじて指定Aだったが、ほぼ指定Bと同じような席。最悪だとは思ったが、まあ、取れただけましか。
そんなことを思っていたが、まさかこんな解散騒動の最中の貴重なライブになるとは思わなかった。
会社をかなーり早めに退散し、千駄ヶ谷駅へ。駅には東方神起ツアーグッズに身を包んだ人々がいっぱい。会場周辺はほうぼうのツアーでいっぱい見かけたようなトンヲタだらけ。当初は馴染めなかったそのラインナップに、もはや懐かしさと親しみすら覚える。まあ、もっとも、あたしたちも外から見たら、そのラインナップ内なんだけどね。会場周辺で2杯ビールを飲んでから入場。韓国旅行以来会うクーちゃんと、現状分析と噂の検証をする。
で、他アーティストを見てひたすらトンを待つ間にまたもビール3杯。登場アーティストはTHE REBOOT、MEGARYU、J-MIN、miray、高杉さと美、エイジアエンジニア、GIRL NEXT DOOR。と、いずれも存じ上げないか、まったく興味をそそられないかだったのだが、エイジアエンジニアの「MOMI MOMI Fantastic」にはハイパーポジな気分で盛り上がる。かなり早めから関係者席にSAM(東方神起のツアーの総合演出を担当)がいた。
スタジアム内に設営されたステージに向かい、メインスタンド側から通路が延びている。アリーナ席のど真ん中のこの通路をアーティスト達は歩く。が、いよいよトン!という時になって、通路全部が黒い暗幕で覆われた。で、ステージに登場!
その後のことはよく覚えてない。が、東方神起だけ発表された時点でチケが売れてたから、ほぼ全員トンヲタだったはずで、ツアーの赤いペンライトだらけ。時期も時期だし、きっとみんなの思いの強さもひとしおだったんだろう。始まったら、そういう状況すら考えられなかったけど。とにかく会場の一体感はすごかった。今までいろんなライブに行ったけど、屈指の一体感と熱狂。歌って踊って、ヒール高いから靴脱いで飛び跳ねて、汗だくになり……あ、終わっちゃった……って感じ。現実感のないまま放り出され、空を見上げるとステージの向こうには丸い月がぽっかり浮かんでいた。
その後、花火を見ながらウトウトしてしまった。花火が始まってしばらくしてから、外で騒ぎがあり、どうやら東方神起が帰ったようだった。少しは花火が見れたのかなあ。
で、原宿あたりで中華を食べながら、トンの話をして帰る。本当に誰か、今までクーとあたしが会うと、どんな話をしていたのか教えて欲しい。もうさっぱり思い出せないのだ。